このページについて
ページ設立の経緯
自己紹介のところでも少しだけ紹介しています通り、当サイトの管理人はこれまで様々なウェブサイトを作ってきました。古くはGeocities(Yahoo! に移る前の!)にホームページスペースを借り、HTMLを手打ちし、スキャナで自分の撮った写真を読み込み、FFFTPでファイルをアップロードして作っていました。ブログを含めると作ったサイトは20ぐらいでしょうか。いずれも大半が無料サービスで作ったため、今は消滅の憂き目にあっています。さもなくばネットの海の藻屑となって揺蕩っているでしょう。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いのジオシティーズがなくなるとは思いもしませんでした。
高校のころから語学が好きで、大学時代にで関口存男と言語学に出会い、大学院で文化人類学に出会ってからは虻蜂取らずな感じで今までやってきました。関口存男の記述を丹念に読み込むだけでも人生の締め切りが来てしまい、オーストロネシア語の比較言語学の全貌をつかもうとするだけで人生の締め切りが来てしまう、そんな年齢になりました。これまで雑駁に書きなぐってきた読書感想文や紀行文・写真、それに中国革命歌の翻訳などを何とかまとめておいて、それぞれを特設サイトのような形で見られるようにして、全体を俯瞰するサイトを作っておかないと、すべて散り散りになってしまう…そんな焦る思いで作ったのがこのサイトです。
パラオについて
パラオについても広いインターネット上、探せば様々な情報が出てきます。しかし知っていないと出てきません。例えばパラオの食事ではでんぷん質を中心としたOdoim(主食)とタンパク質を中心としたOngraol(副菜)が意識されることなどは、国立民族学博物館研究報告 1980 5巻2号に載っていますが知らないと見つけるのは大変むずかしい。また、最近はインターネットの発達によりパラオの南西諸島であるソンソロル島やトビ島の写真や映像は見られるようになってきましたが、それらの言語の概要についてはいまだにCapell, Arthur. Grammar and vocabulary of the language of Sonsorol-Tobi. Washington: Pacific Science Office, National Research Council, 1951という論文を頼みの綱にするしかありません。
こうした小さなことから少しずつ書いて蓄積していくウェブサイトにしたいと考えています。
技術的な解説
このページは静的サイトジェネレータ(SSG)の一つであるAstroを使って作っています。当初はGatsbyとNext.jsを使っていたのですが、Astroのほうがより理想的なページ構成ができること、拡張性も高いことからAstroにしています。
でも一番の目的はもっとほかの技術を勉強したかったことにあります。勉強したかったといいながら、Astroはとても簡単でTypeScriptを使わなくてもページは作れちゃうし、HTML/CSSを知らなくてもマークダウンである程度は書けてしまいます。どうせ更新頻度の少ないページなのだから、これぐらい簡単なほうが技術を忘れない(あるいは思い出しやすい)ようにできて良いと思います。本当はもっと好きなタイトルロゴとかレイアウトとかにすればいいのですが、そこまでの熱意は、今のところはまだあまりありません。
ウェブサイトで大事なことはコンテンツの中身だというのに余計なことを書きすぎてしまいました。これからは本編を充実させていきたいと思います。
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